実験1:水の重みを利用する
葉と葉の間に水を流し込み、水の重さによって剥がれやすくする方法です。簡単に剥がれる外側の葉は先に剥がしてから、作業していきます。
- キャベツの根元部分に包丁で切り込みを入れる(芯はくり抜かない)。
- 切り込みを入れた根元の部分に親指を入れて葉を持ち上げながら、下の葉との間に蛇口から水を少しずつ流す。


包丁と手だけで、簡単にキャベツの葉を剥がすことができました。生のキャベツなので、やわらかく茹でるなど、具材を巻く前の下準備を忘れずに。
実験2:茹でる
キャベツを丸ごと茹でて剥がす方法です。
- まな板の上にキャベツの根元を上にして置き、下の画像1枚目のように芯の周りに少しずつ包丁の先を入れて、芯をくり抜く。
- キャベツが入る大きさの鍋に湯を沸かし、沸騰したら、根元側を上にしてキャベツを入れる。湯の量はキャベツが半分浸るくらいでOK。
- 2~3分ほど茹でると、葉が自然に剥がれてくるので、剥がれた葉から順に菜箸やトングを使って取り出す。葉脈の太い軸が硬い場合は、剥がした後で湯に浸るようにトングなどで押さえ、火を通してから取り出す。

内側のしっかり巻かれた部分の葉もゆるんで剥がれてきました。葉が茹で上がる前に無理に剥がそうとすると破れてしまうので、下の写真のように自然と剥がれるのを待つのがポイントです。

最後に残った中心部分もバラバラになります。

キャベツ1個分の葉をすべてきれいに剥がすことができました。火が通って葉がやわらかくなった状態で剥がすので、破れる心配が小さく、ロールキャベツを巻くための下準備が同時にできるのもメリットです。
最後に
どちらの方法も手軽かつ、上手にキャベツの葉を剥がすことができました。葉を使う量が少ないときは水で、多いときは茹でるといったように、場面に応じて使い分けるのも良いかもしれません。キレイに剥がしたキャベツでロールキャベツ作りを楽しんでください。