[さつまいも栽培]市販のさつまいもでプランター家庭菜園

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[さつまいも栽培]市販のさつまいもでプランター家庭菜園

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やせた土地(土に栄養がない状態)や、高温、乾燥にも強く、育てやすいさつまいも。深めのプランターを使えば、初心者でも自宅で栽培することができます。今回は、スーパーなどで売られているさつまいもから栽培する方法を紹介します。植え付け時期は5~6月にかけて、収穫は霜が降りる前、9~11月に行います。

準備するもの

  • さつまいも
  • 深さ30cm以上の大型プランター
  • 植木鉢
  • 野菜用培養土
  • 鉢底石
  • 移植ごて(小型の園芸用シャベル)
  • マルチシート
  • 化成肥料
  • 園芸用ハサミ

苗の準備

さつまいもは「さし苗(※1)」と呼ばれる、つるの一部を土に植えて育てます。さし苗は市販のさつまいもから育てることができます。
1 さし苗は園芸店でも入手できます。

買った場合も育てる場合も、さし苗の「節(せつ:葉や芽の付け根。茎のつなぎ目のこと)」から出た根が大きくなってさつまいもとなるので、節の数が多く、つるが太い状態のものを選びましょう。

土づくりと植え付け

大型プランターに鉢底石を入れて、その上から培養土を入れます。さつまいもは水はけと通気性の良い環境を好むので、水はけの良い培養土を使い、表面を平らにならします。

1日の平均気温が18℃を下回る時期であれば、地中の温度を上げるために透明のマルチシート(ビニールシート)を、畝を包み込むように張り、そのまま1週間ほどおきましょう。

植え付け当日、さし苗を水にさしてシャキッとさせます。畝の中央に30~40cm間隔で目印となる小さな穴を開け、陽のあたる方角に向けて支柱を斜め45度に差し込みます。支柱の横に、深さ20cmほどの植え穴を開け(マルチシートで覆った場合は、シートの上から開けます)、さし苗を植えます。下から3~4節目までが埋まるように植え付け、株元(根本)を軽く手で押さえたら、たっぷりと水やりをしましょう。

さし苗を下から3~4節目までが埋まるように植え、根元を軽く手で押さえる

つる返し

夏以降、つるが茂ってきます。邪魔になるようなら、つるを持ち上げて反対側に移動させる、「つる返し」を行いましょう。

収穫

植え付けから3~4カ月後を目安に、葉が黄色くなったら地上部のつるを少し残して刈り取り、マルチシートがある場合ははがします。さつまいもを傷つけないようまわりの土を移植ごてなどでほぐし、株元をつかんで引き抜きます。収穫後、2~3日間は日陰で乾かし、泥を軽くこすり落として保存しましょう。

葉が黄色くなってきたら、地上部のツルを残して刈り取る

最後に

採れたてのさつまいもを、焼きいもや料理などで楽しんでください。

藤田 智

藤田 智

恵泉女学園大学副学長

1959年秋田県湯沢市生まれ。宮澤賢治に憧れ、岩手大学農学部に入学し、同大学院修了。向中野学園高校教員、恵泉女学園園芸短期大学助教授を経て、現職。専門は、園芸学、野菜園芸学。野菜栽培に関連する著書は130冊を超え、「NHK 趣味の園芸 やさいの時間」や日本テレビ「世界一受けたい授業」などのTVにも多数出演する。家庭菜園や市民農園の指導、普及活動を通じて、野菜づくりの楽しさを広げる取り組みを行っている。
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最終更新:2022.07.27

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影): 谷山真一郎
監修:藤田智、カゴメ
参考文献:
『NHK趣味の園芸 野菜の時間 藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修・NHK出版編(NHK出版)
『野菜とハーブのプランター菜園』藤田智監修(ブティック社)

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