[ゴーヤのプランター家庭菜園]暑さや病害虫に強く育てやすい!

育てる

[ゴーヤのプランター家庭菜園]暑さや病害虫に強く育てやすい!

監修:

ニガウリとも呼ばれるゴーヤ。もともと沖縄や九州南部を中心に食べられていました。今では全国に普及し、室内や地面の温度上昇を抑えるグリーンカーテンとしても利用されています。病害虫に強く、手をかけなくても元気に育つことから初心者にもオススメ。食べてよし、エコによしのゴーヤの簡単プランター栽培について紹介します。

準備するもの

  • ゴーヤの苗
  • プランター(深さ30cm以上の大型サイズ)
  • 野菜用培養土
  • 鉢底石
  • 仮支柱(40~50cm程度)
  • 本支柱(2m程度)
  • 固定用のひも
  • 園芸用ネット
  • 移植ごて(園芸用の小型のシャベル)
  • 化成肥料
  • 園芸用ハサミ

苗選び

本葉が3、4枚ついて双葉が残っているもの。節間が詰まり、がっちりとしているものがオススメです。

植え付け

植え付けは5~6月が適しています。プランターに、30~40cm間隔で2カ所の植え穴を掘り、苗を植え付けます(苗から育てる場合はここからはじめます)。

仮支柱立て

植え付けたら苗の脇に仮支柱を立てます。茎にひもをかけ、支柱との間で8の字に2、3回ゆるく交差させて支柱に固定します(これを誘引といいます※)。最後に、たっぷりの水をやります。

誘引の詳しいやり方はコチラ

本支柱立て

つるが伸びてきたら、2mほどの支柱を、苗の脇と、苗と苗の間に3本立てます。
本支柱に短い支柱を渡して結びつけて、その後、園芸用のネットをします(下の写真参照)。そこにつるを誘引します。これ以降、生長にあわせて誘引していきます。

約2mの支柱を3本、苗の脇と苗と苗の間に立てて園芸用ネットをかける

摘芯・整枝・誘引

茎葉が7、8枚になったら、下の写真のように、親づるの先端を切り取ります(摘芯)。また株元から20cmまでのつるとわき芽を切り取り、日当たりと風通しを良くします。
つるが伸びる際につかまるものがないと、下向きにおじぎをするため、おじぎをしている部分の下と数カ所にひもをかけて誘引します。

育ってきたら親づるの先端を切り摘芯する

人工授粉・追肥

成っている実が少ない場合、雄花を摘み取って、雄しべを雌しべの先端に付けて人工授粉させます。その場合、晴天の午前9時までに行います。
実がつき始めたら、肥料切れを起こさないように、2週間に1度のペースで化学肥料10gを追肥します。

収穫

収穫の時期は7~9月が目安。開花から20日前後の若い実を収穫します。品種ごとの特有の大きさになったら、へたの部分から切り取ります。収量は1株から10~15本が目安です。

最後に

ゴーヤを育てて、いろいろな料理に、また暑さをしのぐグリーンカーテンに活用してください。

藤田 智

藤田 智

恵泉女学園大学 教授

1959年秋田県湯沢市生まれ。宮澤賢治に憧れ、岩手大学農学部に入学し、同大学院修了。向中野学園高校教員、恵泉女学園園芸短期大学助教授を経て、現職。専門は、園芸学、野菜園芸学。野菜栽培に関連する著書は130冊を超え、「NHK 趣味の園芸 やさいの時間」や日本テレビ「世界一受けたい授業」などのTVにも多数出演する。家庭菜園や市民農園の指導、普及活動を通じて、野菜づくりの楽しさを広げる取り組みを行っている。

毎日の生活を野菜で楽しく、
カゴメが運営する野菜専門メディアVEGEDAY


最終更新:2020.05.13

文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影): 谷山真一郎
監修:藤田智、カゴメ
参考文献:
『ベランダですぐ始められるコンテナで野菜づくり』藤田智監修(日本文芸社)
『NHK趣味の園芸 やさいの時間 藤田智の 野菜づくり大全』藤田智監修(NHK出版)
出典:
独立行政法人農畜産業振興機構「今月の野菜」にがうりの需給動向(ゴーヤの普及、グリーンカーテンへの利用について)

野菜のQ&A
  • 種類
  • 栄養・効果 効能
  • 選ぶ・保存する 選び方、味、消費期限
  • 調理する 切り方、下ごしらえ
  • 育てる 栽培方法、家庭菜園