社長と語る会

社長と語る会2021 オンライン

当社は、より多くの株主のみなさまにカゴメをより深く知っていただくために、「対話と交流の会」を実施しています。
「社長と語る会2021」は、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点に加え、どのエリアの株主さまにもご参加いただけるようにオンラインで開催しました。
2日間、各日2回開催とし、夜の時間帯にも開催しました。
カゴメをより深く知っていだく機会として、楽しみながら参加していただくことができました。

当日の様子

動画でもご覧いただけます。こちらからご覧ください

① 社長挨拶・企業紹介クイズ

企業紹介は、山口社長からカゴメに関するクイズを出題。全4問に挑戦していただきました。
ご参加株主さまは、知っているようで知らなかったことも多くあったご様子でした。カゴメをより深く知って、身近に感じていただくことができたのではないでしょうか。

② 商品紹介・試飲(乾杯)

オンライン飲み会ならぬオンライン試飲会ということで、まずは乾杯!
野菜生活100 Smoothieシリーズより
「野菜生活100 Smoothie ビタミンスムージー 黄桃&バレンシアオレンジMix」と「野菜生活100 Smoothie Wベリースムージー ヨーグルトMix」をご試飲いただきました。
砂糖・甘味料・増粘剤は使わず、1本に1/2日分の野菜を使用し、カゴメ独自のブレンド技術で素材のおいしさを最大限に引き出した商品です。濃厚なおいしさをお楽しみいただきました。

③ 質疑応答・記念撮影

株主さまからお1人ずつ順番にご質問いただき、山口社長が回答しました。

株主のみなさまからのご質問(抜粋)

Q:長期ビジョン「トマトの会社から野菜の会社に」。野菜の会社に向けた戦略は順調にいっていますか?
A:事業で取り扱う野菜の種類を広げています。コロナによる制約もありますが、順調に進んでいます。同時に、レストラン向けに販売している冷凍の野菜を家庭用向けに販売をスタートするなど、野菜の加工品の種類をこれからも増やしていきます。

Q:競合も多い飲料事業で、差別化、特徴を出していくことは何ですか?ブランド力はあるが、似ているものが多いと感じています。
A:野菜飲料市場の中で競合は多いです。その中で、歴史的に畑から管理をして、農から価値を作り出して商品に繋げているというのは、他の飲料メーカーにないカゴメの強みであると考えています。
しかし、強みをきちんとアピールできているかというと、そこが足りていない。どんどんアピールしている他メーカーさんもあります。当社も、商品の環境への対応や農に対してやっていることをアピールしていけたらと思っています。紙ストローに変えた商品を販売したところ、反響が大きかったです。活動をしっかりと伝えていきます。

Q:株価を今後も安定的に維持するために、長期の成長戦略が必要だと考えています。長期の成長戦略をどう考えていますか?野菜の会社になる、それを株主としてどう応援したらいいのでしょうか。カゴメの商品を優先して買うのは当然ですが、どういうところで応援すればいいのでしょうか。
A:去年から始めている「野菜をとろうキャンペーン」で野菜の摂取量を増やしたいと思っています。伸びしろがある野菜の商品を展開しているので、野菜摂取の量が増えれば、販売量も増えるという考え方です。もう一つは、いろいろな野菜を増やし、野菜をとる形態を増やしていくこと。野菜の摂取量を増やすことと、商品を増やしていくことで持続的に成長していけるのではないかと考えています。
これが2025年に向けた活動の中心です。
応援というと、ご自身がしっかりと野菜を摂ることに加え、ご家族、周囲の方が野菜をしっかり摂っているかを確認してください。日々の食生活を変えるのは簡単ではないので、周りの人に「野菜が足りていないですよ!もっと摂ってください。野菜ジュースもありますよ!」ということを働きかけていただけると嬉しいです。

Q:入社の動機は?カゴメの企業風土をどう感じていますか?変えていくとしたらどう変えますか?
A:「まじめ」な企業風土と感じています。農業からさかのぼってまじめにものづくりを行ってきました。
その上で、これから成長していくためには、今までの延長では難しく、新しいイノベーションが必要です。
イノベーションを産み出すためには、社内でアイデアを気兼ねなく出して健全に議論する、外に向かっていろいろな会社や研究機関と協働する、などが大切であり、「まじめ」な上に、活発なコミュニケーションを広げていきたいと思っています。

Q:従業員の方、地域の方の健康を守る上で、食品企業としてやっていることは?
A:従業員のコロナ感染でいうと、在宅勤務を推奨しており、緊急事態宣言が出ているエリアはなるべく出勤をせず、人込みにはいかないようにしています。
工場は、感染防止策を徹底しておりクラスターは発生していません。
社員が自主的に医療関係の皆さんに「野菜ジュースを送ろう」と発案し、去年から定期的に病院や最善線でコロナと戦っている方々に野菜飲料を無償で送っています。
お礼状をいただくこともあるので、社長ブログで公開をして、野菜飲料がお役に立っていることを社員にも伝えています。できる限りお役に立てる部分は続けていきたいです。

Q:カゴメはすごい力を持っていると思うので、もっと海外進出ができると思います。海外に進出するための準備は何かありますか?
A:日本だけで事業をしても、これからは少子高齢化で人口も減少します。成長をするためには、海外市場をしっかりやっていく必要があります。海外事業、国際事業は何をやっているのか・・・ピザソースを作って現地レストランに売っています。海外は縁の下の力持ち。現在、アメリカで事業をやっていて、非常に成長の可能性があると考えています。アメリカは先進国の中で人口が増加していて、トマトが好きなので可能性があります。アメリカにおけるBToB事業の可能性があると考えています。アジアにおいては、野菜飲料です。アジアの方たちに飲んでもらい、成長に繋げていきたい。可能性を追求していきます。

Q:長期ビジョン「トマトの会社から野菜の会社に」について。社長交代のときに中期、長期の計画はどう引き継いていくのですか?何年くらい続くのですか?代表者が変わるとポリシーやフィロソフィーは変わるのですか?長期に渡る経営戦略を教えてください。
A:誰が社長になっても変わらないことは、企業理念です。「感謝、自然、開かれた企業」。これは、誰が社長になっても変わりません。お客様への約束である「自然を、おいしく、楽しく。KAGOME」も変わりません。
中期経営計画は、2015年に2025年にこうありたいという10年分を決めました。2016年から第一次、今は、第二次の最後で引き継いでいます。2025年までは、この10年後こうなりたいよね、という姿を目指していきたいです。この10年は同じ方向でやっていきます。2025年の先は、次の10年分を考えて次の経営に繋げていきます。

株主のみなさまからのご感想(抜粋)

  • ・会社紹介がクイズ形式でしたのもおもしろかったです。参加者のことを考えてくださっての企画、素晴らしいと思いました。
  • ・社長の人柄に触れることができ、ますますカゴメファンになりました。一番の宣伝である口コミもがんばります。
  • ・社長が入社以来さまざまな分野を経験し、中には失敗もあったという人間味のあるエピソードを聞けたり、他の株主さまがカゴメ株を買おうと決めたきっかけを聞けたり、大変親近感が湧く内容で楽しみました。
  • ・単なる株主ではなく、サポート株主になりたいと思っています。あっという間の1時間でした。
  • ・社長の話を直接伺えて、また他の株主の皆さまの質問でカゴメへの理解を深めることができました。感謝しています。

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