個人株主のみなさま向け
カゴメでは、多くの株主のみなさまに当社をより深く知っていただくために、「対話と交流の会」を実施しています。前回、夏に実施したファクトリーツアーは『トマト』にフォーカスした内容でしたが、今回は、冬に旬を迎える『にんじん』にフォーカスした内容でお届けしました。
ご参加いただいた株主さまのご意見・ご感想とともに当日の模様をご紹介いたします。
今回鹿野さんは、2022年にリニューアルした那須工場の食堂よりお届けし、
木をモチーフにしたデザインや普段の従業員の様子もご覧いただきながら、カゴメ工場をご紹介。
小坂井工場・茨城工場の様子は、少しですが動画でもご覧いただきました。
那須工場の製造工程、野菜飲料ができるまでの工程をご覧いただきました。
荷受けの様子をご覧いただいた後、契約農家さんのにんじん畑におじゃましてお話をうかがいました。
工場に届くにんじんには、葉がついていません。
それは、契約農家さんが葉の部分をカットしてから出荷してくれるからなのです。
カゴメと契約した農家さんには「フィールドパーソン」と呼ばれる社員が、独自のきめ細やかな栽培指導をはじめ、的確なアドバイスを行っています。
コンベアに乗って自動で洗浄エリアへ運ばれた「にんじん」は、大量の水で洗われ
皮をむく工程へ進みます。選別は、夏のトマトと同じように人の手で行うのですが
選別場の中は大変音が大きいため、作業員は防音用イヤーマフを付けて作業しています。
ここで働く社員へのインタビューもご覧いただきました。
カゴメは、「にんじん」のおいしさを余すことなく引き出すために、搾り方にもこだわっています。
砕いた「にんじん」を細かな網目のネットに入れ、余分な熱を加えずに搾ることで、
クセやえぐみを抑えます。この搾り方の開発に、カゴメは3年もの歳月をかけました。
カゴメの調達ネットワークは、2021年実績で全世界に179の調達拠点あり、オーストラリアは、
南半球の重要拠点になっています。(カゴメオーストラリアについて動画で紹介)
原材料は自然解凍し、二次加工され、皆さまご存じの「野菜生活100」などの原材料となっていきます。
ペットボトルに詰め、ラベルをかぶせ、箱詰めされ、ラップで巻かれて製品自動倉庫に運ばれ、
保管・管理されます。この自動倉庫からトラックに製品が詰みこまれて、みなさまのお近くのお店に
運ばれていきます。
カゴメ総合研究所の古屋さんより、にんじんの情報を教えてもらいました。
野菜を生のまま食べるより、ジュースなどの加工品にしたほうが、リコピンは、およそ3.8倍、
β-カロテンはおよそ1.5倍も吸収率が高まるという研究結果が出ているのです。
チャットにいただいたご質問に鹿野さん・古屋さん・谷口さんが回答。
※質疑応答の内容は別紙参照
どちらもカゴメの通信販売「健康直送便」でお買い求めいただけます。
那須工場と東京本社より、手を振ってお別れしました。
カゴメの食育については、こちらをご確認ください。
https://www.kagome.co.jp/ftl/#shokuiku