工場見学会

個人株主のみなさま向け

カゴメファクトリーツアーオンライン(23年冬期)

カゴメでは、多くの株主のみなさまに当社をより深く知っていただくために、「対話と交流の会」を実施しています。前回、夏に実施したファクトリーツアーは『トマト』にフォーカスした内容でしたが、今回は、冬に旬を迎える『にんじん』にフォーカスした内容でお届けしました。

カゴメファクトリーツアーオンライン

ご参加いただいた株主さまのご意見・ご感想とともに当日の模様をご紹介いたします。

① カゴメの工場紹介

今回鹿野さんは、2022年にリニューアルした那須工場の食堂よりお届けし、
木をモチーフにしたデザインや普段の従業員の様子もご覧いただきながら、カゴメ工場をご紹介。
小坂井工場・茨城工場の様子は、少しですが動画でもご覧いただきました。

② 工場見学

那須工場の製造工程、野菜飲料ができるまでの工程をご覧いただきました。

荷受けの様子~契約農家さんのお話

荷受けの様子をご覧いただいた後、契約農家さんのにんじん畑におじゃましてお話をうかがいました。
工場に届くにんじんには、葉がついていません。
それは、契約農家さんが葉の部分をカットしてから出荷してくれるからなのです。

フィールドパーソンの紹介

カゴメと契約した農家さんには「フィールドパーソン」と呼ばれる社員が、独自のきめ細やかな栽培指導をはじめ、的確なアドバイスを行っています。

洗浄・選別

コンベアに乗って自動で洗浄エリアへ運ばれた「にんじん」は、大量の水で洗われ
皮をむく工程へ進みます。選別は、夏のトマトと同じように人の手で行うのですが
選別場の中は大変音が大きいため、作業員は防音用イヤーマフを付けて作業しています。
ここで働く社員へのインタビューもご覧いただきました。

搾汁(クイズも交えて紹介)

カゴメは、「にんじん」のおいしさを余すことなく引き出すために、搾り方にもこだわっています。
砕いた「にんじん」を細かな網目のネットに入れ、余分な熱を加えずに搾ることで、
クセやえぐみを抑えます。この搾り方の開発に、カゴメは3年もの歳月をかけました。

原料の調達先について

カゴメの調達ネットワークは、2021年実績で全世界に179の調達拠点あり、オーストラリアは、
南半球の重要拠点になっています。(カゴメオーストラリアについて動画で紹介)

冷凍自動倉庫~充填~パレタイズ~出荷

原材料は自然解凍し、二次加工され、皆さまご存じの「野菜生活100」などの原材料となっていきます。
ペットボトルに詰め、ラベルをかぶせ、箱詰めされ、ラップで巻かれて製品自動倉庫に運ばれ、
保管・管理されます。この自動倉庫からトラックに製品が詰みこまれて、みなさまのお近くのお店に
運ばれていきます。

にんじんについて

カゴメ総合研究所の古屋さんより、にんじんの情報を教えてもらいました。
野菜を生のまま食べるより、ジュースなどの加工品にしたほうが、リコピンは、およそ3.8倍、
β-カロテンはおよそ1.5倍も吸収率が高まるという研究結果が出ているのです。

質疑応答

チャットにいただいたご質問に鹿野さん・古屋さん・谷口さんが回答。

※質疑応答の内容は別紙参照

ご覧いただいたにんじんを使用した商品の紹介

どちらもカゴメの通信販売「健康直送便」でお買い求めいただけます。

エンディング

那須工場と東京本社より、手を振ってお別れしました。

参加した株主さまからのご感想(抜粋)

  • ・子どもだけでなく、大人が見ても楽しいものでした。にんじんがアフガニスタンに起源があるとは
    知りませんでした。 次回同じような企画があればまた参加したいと思います。
  • ・クイズは開催した内容で出題したほうが子どもも復習がてら答えやすいと思いました。
  • ・見ることのない工場見学、ペットボトルのはじめの大きさにはびっくりしました。
  • ・休日にも関わらず、説明会を開いてくださり、ありがたいです。 今回初めての参加ですが、
    とても興味深く、映像も今回のために撮影してくださったように見受けられ、また、工場見学の内容が
    毎回違うようなのでタイミングが合えばまた参加してみたいです。
  • ・楽しく拝聴いたしました。工場での加工の様子をもっと見たいと思いました。世界とネットワークを
    築いて原材料調達されている様子などは興味深かったです。体に良いものを農家さんとともに考えて
    すすめてらっしゃる所に共感します。野菜ジュースは好きだけれど、栄養は生の野菜に比べて劣って
    いるのだろうなと思っていたので、リコピンβ-カロテンが、むしろジュースのほうが吸収率が高いと
    聞いてうれしく思いました。これからも良い製品を期待いたします。
    従業員の方々が仲が良さそうなところも、見ていてほっこりした気持ちになりました。
  • ・同じ内容でも構わないので、継続して会社の取り組みを紹介してもらえるとありがたいです。
  • ・カゴメ=トマトのイメージから、脱却できました。人々の健康に貢献する姿勢が伝わり、大変有意義な時間でした。原料調達の大変さをもっと知りたかったです。自然災害、害虫被害、生産農家契約の難しさなど。

カゴメの食育については、こちらをご確認ください。
https://www.kagome.co.jp/ftl/#shokuiku

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