• ニュース・活動報告
  • ABOUT
  • 参画企業インタビュー
  • 特別対談
MENU
野菜摂取推進プロジェクト 活動報告
旭化成ホームプロダクツ株式会社
e156.jpg
旭化成ホームプロダクツ株式会社
マーケティング部 部長
浅田昌吾さん

世の中を変えるために、精度の高い情報を伝え続けたい

サランラップ®やジップロック®など生活に身近な商材を扱う旭化成ホームプロダクツは、「冷凍貯金」をはじめ製品の特長を生かした保存法や時短レシピなどを多く生活者に提案・発信しています。情報発信をし続ける理由と、本プロジェクトを通じて実現していきたいことを教えてもらいました。

情報を発信し続け、健康寿命の延伸を実現したい

e081.jpg

──あらためて、「野菜摂取推進プロジェクト」にご賛同いただいたのにはどのような背景があったのでしょうか?

野菜摂取推進プロジェクトが掲げる健康寿命の延伸という目標に共感したことです。

2015年に国連でSDGsが採択されて以降、私たちもSDGsを意識して事業を行っています。旭化成ホームプロダクツが扱うのは食品そのものではありませんが、サランラップ®やジップロック®などは食に関わる商材です。そのため、野菜摂取推進プロジェクトが掲げる健康寿命の延伸という目標には共感できるところが多かったのです。

弊社は持続可能な社会を目指してホームページや店頭、SNSで食材や商材にまつわる情報を発信していますが、その情報をもっと多くの方に知ってもらえれば、野菜摂取推進、健康寿命の延伸という社会課題の解決に貢献できると考えています。そのためにも、本プロジェクトを通じて情報を発信し続けたいですね。

協業することで、単独ではできないことに挑戦

e057.jpg

──プロジェクト賛同企業との協業では、どのようなことを行っていますか。

SDGsの取組みの一つとして、フードロス削減をスーパーなど小売店の店頭やホームページ、SNSで発信していますが、弊社単独でできることには限りがあり、多くの企業と一緒に取り組むことでより多くの人々に情報を伝えることができます。

例えば、2022年の秋にはパナソニックさん、カゴメさんとの3社共同企画として、フードロス削減の啓発活動をそれぞれの会社で発信しました。各々の製品の強みを生かして、野菜を賢く冷凍することでフードロスを削減しようと呼びかけるもので、コラボレシピも公開しました。また、2023年にも複数回にわたり協業し、ジップロック®を使ったトマトの冷凍活用術などを発信しています。

協業の取組みは社内に広く知らせ、経営会議でも報告していますが、経営陣にも興味を持ってもらい好評です。また、こうしたプロジェクトは残念ながら続かないものも多いですが、「野菜摂取推進プロジェクト」は発起人のカゴメさんが地に足をつけ本気で取り組んでいるので、長く続くプロジェクトだと安心して一緒に取り組むことができています。

――協業を通じて起きた変化はありましたか。

今までもバレンタインに合わせてチョコレートとクックパー®クッキングシートをセットで販売する取組みなどはありましたが、カゴメさんのトマトのような生鮮食品をフックとして取り組むのは1社で行うには難易度の高いことでした。
スーパーへの営業周りでもお世話になるのはいつも日用品の棚のご担当者ですが、今回カゴメさんと協業することで初めて青果コーナーのバイヤーさんと商談することになったケースが多くありました。営業担当は新しく青果のことを勉強し、担当者の方とコミュニケーションを取ったり、カゴメさんに情報を教えてもらったりしながら、新たな売り場づくりを行っています。私たちにはない知見を得られる、非常に有意義な機会となっています。

粘り強く情報を伝え続けることで、意識は徐々に変えられるはず

e109.jpg

──生活者の「食」に対する意識やニーズはここ数年間でどのように変化しているでしょうか。

食材を無駄にしたくないといった思い、SDGsなどへの共感の広がりを感じています。

弊社でも、食材やおかずを冷凍してストックすることで忙しい毎日の暮らしにゆとりを生む「冷凍貯金」という新習慣を2022年5月から提案しています。継続的な発信の甲斐もあり、ジップロック®やサランラップ®を活用して冷凍をしている方が増加傾向にあるというアンケート結果も出ており、生活者の日常に浸透してきたようです。

冷凍貯金は共働きを背景に、時短で家事負担を軽減することを目的にしたものですが、最近はフードロス削減という観点からも注目されています。生活者の方の意識も変化しており、食材を無駄にしたくないという思いも強まっていますので、今後はフードロス削減を叶え、野菜摂取を推進するような情報を発信していきたいです。
他の企業と協業し、一般の方を対象にした「1か月間 冷凍貯金コンテスト」も開催してみたいですね。野菜を摂ることを目的として、ベジチェック®で数値を競ったり、野菜を使ったレシピコンテストを開催したり。

――情報発信を重要視されていらっしゃいますね。

諦めず、粘り強く情報を伝え続けることが大事だと思っています。

「野菜をとろう」、というのも簡単なようで難しいテーマですが、野菜を摂った方が良い理由などイメージだけではなくディテールまでしっかりと伝えれば「こうすればいいんだ」という気づきになるかもしれません。人々の意識を変えるということは決して簡単ではありませんが、粘り強く活動し、情報を伝え続けることで徐々に変えていくことができると考えています。

サランラップ®やジップロック®は大変ありがたいことにあらゆるスーパーやドラッグストアに置いていただいているので、店頭という生活者との接点は私たちの強みでもあります。プロジェクトを通じて、各社の強みを活かして生活者に伝わる形で情報を伝え続けていくことで、野菜摂取への意識を少しずつ変えていければと思っています。

賛同企業一覧

※2024年3月時点(五十音順)
  • 旭化成ホームプロダクツ株式会社
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • ANA X株式会社
  • 株式会社ABC Cooking Studio
  • 小野薬品工業株式会社
  • オムロン ヘルスケア株式会社
  • 全国農業協同組合連合会(JA全農)
  • 全日本空輸株式会社
  • 株式会社大和総研
  • タキイ種苗株式会社
  • 東急株式会社
  • 名古屋鉄道株式会社
  • 日本電気株式会社(NEC)
  • パナソニック株式会社
  • 株式会社ベネッセコーポレーション
  • 星野リゾート リゾナーレ那須
  • ヤンマーマルシェ株式会社
  • ル・クルーゼ ジャポン株式会社
  • ロート製薬株式会社
  • カゴメ株式会社