
おいしく楽しい野菜レシピを日本中の糖尿病患者さんに提供
野菜をおいしくとることは、食事制限をしなければならない糖尿病患者さんにとっては大きな意味があります。制限されたエネルギー摂取量の中で栄養バランスのとれた食生活が病気の改善につながるからです。「野菜をとろう あと60g」は、糖尿病患者さんにレシピを提供する小野薬品のどんな力になれるのでしょうか。 今年で創業303年目を迎えた当社は、世界に通用する独創的な医薬品の開発を目指す研究開発型国際製薬企業です。私たちは単に薬を作ることだけではなくて、その向こうにいる患者さんの健康寿命の延伸と、ご家族の笑顔のための情報をお届けするのが私たちの真の目的です。その取り組みの一つが、糖尿病患者さんに向けたレシピの提供です。 糖尿病の患者さんは増加傾向にあり、糖尿病が疑われる方も含めると全国で約1千万人いるといわれています。糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法ですが、残念ながら食事療法等がうまくいかず、良好な血糖値や体重コントロールができない方が多く、糖尿病治療における課題のひとつとなっています。この課題解決の応援のために糖尿病患者さん向けのレシピを企画しました。 適切な食事療法、運動療法によって、患者さんが必要最低限の薬剤を服用するだけで、楽しい生活を送っていただけるようお手伝いができればと、当社では糖尿病患者さん向けのパンフレットや動画を作成し、医療関係者の方による食事・運動指導の一助になればとの考えから提供しています。飽食の時代といわれる今日、好きな食事や間食をどこでも自由に食べることができます。そんな環境の中で、適正な糖質、塩分、脂質、タンパク質をバランス良くとることの大切さを理解してもらい、実行していただくために私たちが作成したパンフレットがお役に立てればと思っています。 全国各地、それぞれの地域に根ざした野菜をはじめとした食材があります。また、その調理法もさまざまです。私たちは、それぞれの地域に根差した食文化を活かしたレシピ集『糖尿病患者さんのための 旅するごはん』を介して食事療法のサポートができるよう取り組んでいます。 カゴメには、糖尿病患者さんのためのレシピ集『おいしく楽しい野菜レシピ』と、第二弾である『コンビニでも手軽に買える! 冷凍野菜でカンタン調理!』の作成に協力していただいております。糖尿病患者さんの健康寿命の延伸に貢献したいという想いは同じであり、「野菜をとろう あと60g」プロジェクトに参加させていただきました。今後も、カゴメをはじめとした異業種の皆さまとの協働により、患者さんが親近感を持てる、各地元の野菜を使ったレシピを提案できるよう構想を練っていますのでご期待ください。(談)1千万人の糖尿病患者さんの食事療法や運動療法を応援
地域に根ざした食材や郷土料理で毎日の生活に食べる喜びを