
楽しいからこそ無理なく続く「チーム対抗!ベジ選手権」
ランチ前に発表されたランキングを見る。まずい、ライバルのチームに抜かれた。やっぱり今日のランチはサラダにしよう……。そんなチーム対抗戦で野菜の摂取を促すユニークなシステムを、カゴメと共同で大和総研が開発しました。日本社会の持続可能性に貢献する、楽しくもまじめな取り組みです。 大和総研は大和証券グループのシンクタンクとして、金融や経済についてのリサーチやコンサル、およびシステムの開発、運用などを主な業務としています。堅い会社のイメージがあるかもしれませんが、社内ベンチャーである私たちが立ち上げたサービスは、「チーム対抗! ベジ選手権 4週間チャレンジ」という、名称も内容もずいぶん柔らかいものになっています(笑)。 こうした畑違いとも思える事業に私たちが取り組むのは、高齢化と人口減が進む日本で社会の持続可能性を考えたときに、一人ひとりの健康寿命の延伸が不可欠だからです。体がどこか悪くなってから病院にいくというのでは医療費がかかりますし、何より本人にとってハッピーではありません。それ以前に健康の維持・増進につながる生活習慣へ自分自身をシフトさせていくために、こうした仕組みをぜひ活用していただければと思います。ランキングと対抗戦で野菜をもっととりたくなる
これは5~10人程度の複数チームによる対抗戦で、一人ひとりが野菜摂取量や野菜に関するクイズでポイントをため、その結果をチーム単位で競い合うというものです。3食どれだけ野菜を食べたかということは自己申告でアプリに登録していきますが、ベジチェック(専用機器で野菜摂取の充足度を測るカゴメが開発したシステム)の数値も記録していきますので、こちらはごまかしようがありません(笑)。またクイズはカゴメの協力を得て作成しました。
今年2月にサービスの提供を開始しましたが、それ以前に行ったトライアルでは、参加者の80%以上が途中で脱落することなく4週間のチャレンジを続けました。ランキング形式と対抗戦という遊びの要素を取り入れたことが、脱落者の少なさにつながっているのだと思います。
みんなで楽しく元気になって社会の持続可能性に貢献したい
私自身もトライアルに参加しましたが、その期間中は普段よりも野菜の摂取量が増えました。何が何でも勝ちたかったというわけではなく(笑)、記録することで「あ、今日は少ないな」「やっぱり朝は足りてないから野菜ジュースを飲もう」と意識するようになるんです。また、チャレンジが終了したあとも一度身についた良い生活習慣は続いています。4週間という長さが、行動変容を促すうえでちょうどいいのかもしれません。
アプリの画面は楽しく親しみやすい雰囲気で、大和総研がやっていますと言わなければそうは見えないのではないでしょうか。しかし、せっかくの良い習慣も、苦しみながら我慢をしてというのでは続きません。私たちが楽しさを大切にする理由と、カゴメが製品をできるだけおいしくしようとしている思いは、きっと同じなんだと思います。(談)