「ヘルシーリビング」でみんなを楽しく健康に

子どもたちの大好きなディズニーキャラクターが描かれたお菓子やドリンク。期間限定のカフェで提供されるフードやデザート。それがみんなの健康に役立つよう、ディズニーでは明確な基準を設けています。食品に限らず幅広い分野にまたがる「ヘルシーリビング」という取り組みについて聞きました。

ガイドラインに準拠したフードを提供

ウォルト・ディズニーが残した「私たちは今日、明日の世界を引き受けている」という言葉があります。将来を担う子供たちに対して我々大人は、大きな責任を負っている。特に心の成長を育むという点においてディズニーは常に世の中に必要とされる企業でなくてはならないし、そんな企業として行動していくべきだということです。この思いは今でも私たちの中に息づいています。

そうした哲学のもと、現在展開しているのが「ヘルシーリビング」という取り組みです。ディズニーのライセンス商品においては、健やかな子どもたちを育てる取り組みのために家族が一緒に楽しみながら、健康的で栄養バランスの良い食品を選べるように設けた栄養成分に関するガイドラインに準拠するよう、メーカーさんにお願いしています。ご協力してくださったメーカー様のガイドライン準拠商品には、ディズニー・チェックのマークを付けて販売いただいています。

ディズニーおせち2020（事例）

またここ数年はディズニーの世界観を各地で楽しんでいただける期間限定のカフェを展開することが増えていますが、こうしたカフェで提供するのも、すべてガイドラインに準拠したメニューです。ゲストのみなさまはもちろんお食事やカフェの雰囲気を楽しむために来店されるわけですが、こんなに楽しくておいしいうえに、ヘルシーでもあるんですねと喜ばれることが少なくありません。なるべくヘルシーな料理を、と考えると素材は必然的に野菜やフルーツを使うことが増えますし、セットメニューにはいつも野菜やフルーツが取り入れられています。

「アナと雪の女王２」OH MY CAFE （事例）

明日の世界が明るくなればそれは誰にとっても楽しい

今後は食品以外の商品にも「ヘルシーリビング」の取り組みを広げていきたいと思いますし、子どもたちだけでなく、大人やシニア層のみなさまにも共感いただけるような食事や運動、良い生活習慣を呼びかけるコンテンツの制作なども計画しています。また人間にとってヘルシーなだけでなく、地球にとってヘルシーであることも重要ですので、環境にも配慮して活動していきたいと考えています。

ディズニー映画には、冒険やロマンスを心ゆくまで楽しんだあとに、何か大事なことを教えてくれたと感じさせる作品がたくさんあります。もちろんディズニーは世界を代表するエンターテイメントカンパニーですので、ただ教育的なだけでなく、まずは楽しいということが何より重要です。「ヘルシーリビング」においてもただ体にいいだけでなく、みなさんにとって楽しいほう、面白いほう、ワクワクするほうを選んだら、それがヘルシーだったというのが理想だと思っています。私たちはそれを「ヘルシーテイメント」と呼んでいます。

今回、カゴメの「野菜をとろう あと60g」に私たちが賛同したのも、ひと言でいえばエンターテイメントの力で、それを後押しでき、多くの人に楽しんでもらえる結果につなげられると考えたからです。カゴメを中心に多くの企業が集まり、みんなで健康になって明日の世界を明るくしようというんですから。それは間違いなく多くの人にとって楽しいことが実現できますよね。（談）